水素社会の普及・発展 Dissemination and development of hydrogen society

地球環境とエネルギー

日本のエネルギー資源状況

電気、ガス、ガソリンなどのエネルギーは、生活に欠かせないものとして社会を支えています。
しかしながら石油やLNG(液化天然ガス)などのエネルギー資源にとぼしい日本では、エネルギーの安定的供給の為のさまざまな方策が必要となっています。

詳しくはこちら

未来社会への取り組み

CO2排出量削減に向けて

2016年に発効された『パリ協定』では世界全体で取り組む目標として以下の2つが掲げられました。

  1. 世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする
  2. そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる。

このパリ協定の枠組みを受けて、日本でも目標が定められました。
日本の中期目標としては2030年度の温室効果ガスの排出を2013年度の水準から26%削減することが定められたのです。

詳しくはこちら

水素エネルギー

水素の特徴

水素は下記に挙げる特徴があります。

  1. 燃料電池と組み合わせるとCO2を出さずに発電できる
    ◎燃料電池は水素と空気中の酸素を反応させて、電気と熱を得ることができる装置です。しかも、排気されるのは水(水蒸気)のみです。
  2. いろいろなものからつくられる
    ◎水素は水を電気分解(水分解)して製造することが可能です。もし電気が太陽光や風力、水力でつくられたものなら、まったくCO2を生み出さずに水素を製造することが出来るのです。
  3. 長い時間貯めて持ち運びが可能
    ◎太陽光や風力などの自然エネルギーによる発電は、風や天候によって止まったり、弱くなったりします。そのため「不安定電源」とも呼ばれます。
    しかし、そのような「不安定電源」でもその電力で水素を作っておけば、水素を長時間貯めておき、燃料電池でいつでも電気に戻すことができるのです。

詳しくはこちら

水素ステーションの仕組みと安全性

水素ステーションの種類

水素ステーションは大きく分けて、その場で水素も製造しているオンサイト型と、ガソリンスタンドのように他から水素を持ってきているオフサイト型、また複数の場所で運営可能な移動式ステーションがあります。

詳しくはこちら